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2009年03月21日

ジュゴンのサイコロを見よう

ジュゴンの骨で作ったサイコロがあります。ジュゴンの骨は硬くて緻密なので、細工ものに向いています。
2005年に、古宇利島(こうりじま)でジュゴンが確認されています。ジュゴンの食べる海草が豊富にあるためです。
1400年ごろ、ジュゴンが近くにいたとしても不思議ではありません。

捕獲されたジュゴンは食用にしたり、骨で細工をしたものと思われます。
サイコロは今のものと同じ数字の配列のようです。暇なとき、サイコロで遊んだのでしょう。

完成したサイコロのほかにも、作りかけのもあります。(第1展示室にあります。)
完成品は、受付の前の展示ケースにあります。


ちなみに、ジュゴンはとても増えにくい動物で、出産は3~5年に1回。1度に生まれるのは1頭。
漁業組合では、万一魚網にジュゴンがかかった場合にそなえ、ジュゴンレスキューの訓練をしています。
ジュゴンが暮らせる海は、ウニやカニ、魚介類が育つ環境なのです。ジュゴンを守るためにも、海をきれいに保つことが大切と、古宇利島の住民は勉強会を開いたり、環境を守る取り組みをおこなっています。

歴史文化センターの正面
今帰仁城の歴史やムラシマのことが学べる展示がいっぱいです。
(館内での撮影は禁止されていますので、規則を守りましょう。)



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