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2009年03月18日

グスクって何ですか?

「グスクって何ですか?」
今帰仁城で最もおおい質問です。

グスクとは、簡単にお答えすると、
琉球の按司(あじ)の居城で、聖域を持っています。

グスクは、琉球に200以上もあったとされますが、やがて北山、中山、南山の三山時代となります。
このころから、三山の按司は、北山王、中山王、南山王と呼ばれるようになり、中国=明(みん)と競って交易をおこないます。

北山が今帰仁グスク、中山が首里城、南山が南山グスクです。(ちがう見解もある)

グスクに「城」の文字を当てたため、グスク=城と考えやすいですが、天守閣のある日本の城郭とは明らかにちがいます。
グスクは要塞として、また聖域として展開してきた、と考えられます。

世界遺産に登録された名称は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」。
英語では、Gusuku Sites and Related Properties of the Kingdom of Ryukyu
となっています。
グスクの名称が世界に認知されたのです。2000年12月に登録されました。

火の神
今帰仁城内の拝所の一つ、火の神(ひぬかん)



[按司とは琉球王国誕生以前の有力者、権力者のこと。按司は三山時代に王となり、北山王、中山王、南山王とよばれた。]
[聖域とは、御嶽(うたき)や拝所のことで、グスク時代から拝まれ、こんにちでも拝むひとが絶えない。]
[北山は「きたやま」ではなく「ほくざん」と読む。中国語では山北「さんほく」が正しい。今帰仁城主郭lにある監守来歴碑記には、山北今帰仁城と書いてある。]



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