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2009年08月03日

ノロは今帰仁城下に住んでいた

ノロは今帰仁城下に住んでいました。
ノロとは、神職のことです。
琉球では、政治と宗教は一致していたようで、神職は大事なお仕事だったため、城下のすぐ近くに屋敷を構えていたわけです。

今帰仁城下に3つのノロの屋敷跡があります。
その1つが今帰仁ノロ殿内火の神のほこらです。
今帰仁ノロ火の神のほこらは林の中に
今帰仁ノロ火の神のほこらは林の中にある


ほこらの中には3つの香炉が置かれている
ほこらの中には3つの香炉が置かれている


今帰仁ノロのお仕事は、今帰仁ムラの祭祀をおこなうことでした。
今帰仁ノロのお供をしたのが、供のかねノロです。供のかねノロ火の神のほこらは、ここから少し歩いたところにあります。

ノロについてのメモ
ノロは日本の神社の巫女さんと比べられますが、ノロは公務員としての待遇です。そこが大きな違いです。
ユタさんとの違いは、ユタさんは個人のための判じや祈願をしますが、ノロは村落や国家のための祈願をします。
火の神のほこらがあるところは屋敷跡とされています。

ノロ殿内の殿内はドゥンチと読みます。殿内は身分の高い家柄をさします。またその邸宅をも指しています。



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