サカンケー、今帰仁城跡周辺コースの終点
今帰仁村歴史文化センターの横に、サカンケーがあります。
サカンケーは逆迎えともいわれ、クバの御嶽を望んで拝む、遥拝所です。
今帰仁城跡周辺の案内コースでは、最終地点になっています。
クバの御嶽は、琉球七御嶽の一つに数えられ、琉球の時代は神を拝む以外は入ることが禁じられたほどの聖域です。
最近まで、今泊の人々が年2回拝むところになっていました。現在では、簡略化されて、実際にクバの御嶽に登ることなく、サカンケーから拝みするだけですませています。
今帰仁ノロさんも高齢なので、険しい御嶽に登ることはできません。
もともと、サカンケーは御嶽に登ることのできない方が拝むところでした。
クバの御嶽で祈願した人々は、サカンケーで待っていた人々と合流して、クバの御嶽に向かい神に別れの祈りをしたのです。
神を慕う人々の敬虔さ、奥ゆかしさが感じられるような気がします。
フプウガン(大御願)とかムラウガン(村御願)といって、旧暦5月15日と9月15日に拝みをします。
本来は、村の繁栄、五穀豊穣、航海安全を祈願しました。
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