阿応理屋恵(あおりやえ)火の神のほこら

usan

2009年07月12日 23:13

阿応理屋恵(あおりやえ)ノロ殿内 火の神のほこらを、お客さんに尋ねられてご案内しました。
実は、最近行ったことがなかったのですが、行けば思い出すだろうと、歩き出しました。

阿応理屋恵(あおりやえ)ノロ殿内 火の神のほこら


阿応理屋恵ノロ殿内 火の神は、今帰仁ノロ 火の神の反対側に位置しています。

阿応理屋恵ノロと今帰仁ノロはどこがちがうの?と思った方がおられますね。
阿応理屋恵ノロは国頭地域全体のノロを統括するノロです。
では、今帰仁ノロはというと、今帰仁ムラの祭祀をつかさどる、地方のノロなのです。

今帰仁ノロその他の地方のノロがいて、その上にノロたちを統括する国のノロがいる。という、図式になります。
今で言えば、今帰仁ノロは地方公務員、阿応理屋恵ノロは国家公務員という格付けでしょうか。

1665年、北山監守、別名今帰仁按司は首里へ引き揚げていきます。1609年に薩摩軍によって今帰仁城は焼き討ちにされました。それが首里引き揚げの、大きなきっかけとなったのでしょう。

阿応理屋恵ノロも、そのとき北山監守と共に、首里へ引き揚げたようです。

参考資料:今帰仁村歴史文化センターホームページ

ご参考までに、
阿応理屋恵は、アオリヤエ、または、オーレーといいます。
ノロ殿内は、ノロドゥンチと読みます。トノウチではありません。
火の神は、ヒヌカンと読みます。

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