
2014年11月27日
今帰仁グスクは歩くと何キロあるか?

世界遺産である琉球王国のグスクは歩くと何キロあるのでしょうか?
実際に調べた方がいます。名桜大学 健康・長寿サポートセンター長の高瀬 幸一教授です。3名の学生とともに距離・時間・消費カロリーを計測しました。
それぞれのグスクの特徴も紹介されていて参考になります。
比較しやすいために、表にしてみました。
グスク名 | 総距離 | 総時間 | 純歩行時間 | 消費カロリー |
---|---|---|---|---|
首里城 | 2688m | 77分48秒 | 61分17秒 | 302kcal |
中城城跡 | 1957m | 25分14秒 | 22分10秒 | 111.6kcal |
勝連城跡 | 1431m | 22分48秒 | 19分10秒 | 114.8kcal |
今帰仁城跡 | 1877m | 28分53秒 | 25分38秒 | 141.7kcal |
識名園 | 1878m | 37分08秒 | 29分 | 142.7kcal |
今帰仁グスクは総距離がおよそ1900m、初めての方には少し長い距離かもしれません。総時間はおよそ30分。チケット売り場で「30分くらいです」とお客様にご案内しますが、ぴたり正解です。
グスクめぐりは歩く距離や時間など、健康管理の面からもおススメできます。
以下は調査班がとらえた特徴です。
首里城は、琉球王国時代の王城で唯一城自体が復元されていて観光客にも人気があります。歩行距離も長く、順路すべてが舗装されていて、階段などにも手すりがあり安全に観光することができます。また掲示物・展示物も充実していて歴史の勉強にもなります。
中城城跡は、ほとんどが平地で勾配部分はやや少なく、ナマコ状に長いグスクなので距離は十分あります。また、城主が途中で代わり増築されているグスクなので、散策していると造りの変化が楽しめます。
勝連城跡のほとんどが急坂や階段で構成されていて、時間や距離が少なくてもカロリーは消費できる特徴があります。最上部からの景色は非常に美しいです。
今帰仁城跡は、形状的には中城城跡と似たタイプの城跡でナマコ状で奥行きのあるグスクになっている。全体的には平地が多く城跡内には木々などの自然も残っていて、春にはカンヒザクラが咲き乱れ美しい景観が期待で きます。
識名園は、琉球王国時代の庭園で、歩きながら王族の気分を体験することができ、高台からの美しい景観を始め池や屋根の形が六角形をしているやぐらなどがあり、癒しを求める庭園として最高です。
名桜大学広報Vol.41より引用させていただきました。
Posted by usan at 21:37│Comments(0)
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