今帰仁城は なぜ世界遺産?

usan

2009年07月04日 00:45

今帰仁城はなぜ世界遺産なのでしょう?
今帰仁城の城壁は美しく、世界にも類がないと言えるのですが、、、
今帰仁城の城壁そのものが世界遺産になったのではありません。
画像をご覧ください。


世界遺産のロゴマークが付いている今帰仁城跡


画像のユネスコの世界遺産のロゴマークはしっかりと付けられています。
その下にある、文字は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」とあり、さらにその下に「今帰仁城跡」と書かれています。
「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のなかの「今帰仁城跡」ということがわかります。

城壁そのものが世界遺産でなければ、なぜ、世界遺産なのでしょう?
「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の文字をみればわかってきます。

「琉球王国」はおよそ120年前まで、確かに存在した王国でした。もちろん、日本ではありません。
「琉球王国」はおよそ650年間にわたって、存在し、中国を中心に海外との交流を深め、独自の文化を築き、独自の宗教=精神文化を確立しました。

かつて存在した「琉球王国」を証明するのが「グスク及び関連遺産群」です。その意味で、世界遺産に登録されたのです。具体的には、1.海外との交流 2.独自の文化 3.独自の宗教=精神文化
が世界に認められ、評価されたのです。


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